お客様の悩みは、恋愛、結婚、離婚、親子関係、法的トラブル、などなど

さまざまです。

近頃は、どうしても性格の合わない子どもを勘当したいがどうしたらいいか、

というような相談もあります。

法学部で民法を専攻した人なら、法的な部分では相談にのれるでしょうが、

当事者の心の痛みがわからない占い師は絶対に選ばれません。

私の知り合いのベテラン占い師さんは、

「誘拐されたんだけど、逃げ出すには

どうしたらいいか。」というような相談を受けたことがあるそうです。

たとえば、彼は私のことをどう思っているかという相談は、

一見、軽そうに見えますが、実際は、

占い師の答え次第では自殺しかねないようなお客様も

いらっしゃいます。

だから、星やカードの読み方だけでなく、

むしろそれよりも、世間の常識や人の心をよく知っていることのほうが

占いの仕事には必要なのです。

星やカードの知識技術が未熟な占い師が

そっちのほうの知識で解決策を提供し、

お客様に満足してもらえたというようなことさえあります。

占い師の実際の仕事は、ただ単に、彼と結婚できますかとか

いうような相談に対して、はい、できますよ、というような答えで

満足してもらえるようなケースばかりではなく、

命がけの問題に対して迅速な判断を求められることもあると

いうことを知って、占い師になる道を選んでください。

彼と結婚できないのなら生きている意味はない、死ぬしかないというような

お客様もいらっしゃるのです。

占い師になりたいとおっしゃる方は、確かに、占いの仕事に適性を、

素質的にはお持ちのことが多いです。

人間的にも、私自身が友達になりたいようなすてきな方も

たくさんいらっしゃいます。

しかし、それがあってもなお、今、ここで、

占いの仕事を軽く考えているところが少しでも見える方には、

占い師になることを安易にすすめる気になれない、というのが、私の

正直な気持ちです。